エコビレッジ・フォーラム Vol.3 レポート

世界で広まりつつある、「持続可能なライフスタイルをハッピーに実践するコミュニティ」=エコビレッジ。来年4月に開催される第3回エコビレッジ国際会議にさきがけて、学びの場「エコビレッジ・フォーラム」の第3弾を開催しました。

今回のテーマは『コミュニティと教育』です。

その前に、10月にフィリピンで行われたGENOA会議に、日本大使の代理として出席したBeGood Cafeの代田さんより、会議のご報告のお話をいただきました。
GENOAとは、エコビレッジを国際的につなぐネットワーク、GEN(Global Ecovillage Network)のアジア・オセアニア地区支部で、今回の会議へもオーストラリアをはじめ、スリランカ、韓国、日本など10ヶ国から参加があったそうです。
会議で発表された各国の現状や展望などをお聞きしましたが、欧米でのイメージが強いエコビレッジがアジアで広がりを見せ,既存の農村などがエコビレッジのような働きを既に持っていたり,社会的背景が日本と似ている韓国で展開されているビジネスを巻き込んだ動きが印象的でした。特に韓国のものは,気持ちの面でもスキルの面でも一歩進んでいると感じました

次に,木の花ファミリーについて,古橋道代さんのお話を聞きました。
教育とは言っても,一概にコミュニティ内の子供に対する教育だけではなく,大人や外部の社会への影響も教育の内であり,木の花に住む人同士でも,外からの人とでも,互いに刺激し合っていくことが教育なのだなと思わされました。そして何より,皆が兄弟姉妹で皆が親子であるという血縁を超える信頼関係や,選択肢の自由が,のびのびとしている印象を受けました。

最後に神奈川県藤野町のシュタイナー学園校長、秦理絵子さんにお話いただきました。
12年の一貫教育という、普通ではあまりなじみのないスタイルや小規模のクラス。
低学年から実際に手を動かし、中長期的な家づくりなどのプログラムも行います。決して教科書だけがすべてではなく,社会に役立つ人材の育成のための教育でもない、自らの可能性を探っていくための教育を目指す熱意が伝わってくるお話でした。

教育する(educate)とは,知識を「上から下へ」ではなく,本来の能力を「引き出す」こと。知識を貯蓄できるだけのマシンの育成ではなく,学ぶ側と教える側が一緒に変わっていくつながりの場,本来持っている何かを出していけるような場が,教育と言えるのではないでしょうか。
今回は,コミュニティ内の教育と,住民の意識レベルの高い地域である藤野町における教育についてでしたが,社会全体にも同じようなことが求められているのかもしれないと感じました。


エコビレッジ・イヤー実行委員会では、2009年4月の第3回エコビレッジ国際会議TOKYOに向けて、多彩なテーマでフォーラムを開催しています。
次回Vol.4は、2/20(金) テーマ:経済とコミュニティ
を予定しています。ぜひお越しください!

※日程及びテーマは変更となる場合があります。